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ビジョナリーの実践

ビジョナリーの実践 ─ 絹谷 健二(EMBA1期生)

絹谷 健二EMBA1期生

三井住友銀行 成長産業クラスター 
第4グループ(デジタルイノベーション)
グループ長 [2019年7月時点]

1.ビジョナリー実践のキッカケ

私は、EMBAに通っていた2015年、三井住友銀行の投資銀行部門で新規業務開発やプロジェクト・ファイナンスなどに取り組んでおりました。企業活動の中における戦略的ゴールが、経済価値の最大化という意識が強かったこともあり、ビジョナリー科目で岡田 正大 教授がおっしゃった「経済的価値と社会的価値の両立・相乗効果を追求することが持続的な競争力を構築する」という講義内容には衝撃を受けました。また住田 潮 特別招聘教授から、「金融機関が新しい評価軸・物差しを作り、新しいマーケットに大きな資金を振り向けることで、産業が生まれる」という言葉に大きな刺激を受けたことを今でも覚えています。その講義がきっかけとなり、今では主流となっているSDGs投資やESG投資の流れを組む、日本初の本格的なソーシャル・インパクト・ボンドを神戸市や社会的投資推進財団などと取り組みました。

2.日本初の本格的ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)取り組みについて

SIBとは、民間資金を活用して実施する成果連動型の民間委託事業です。民間の資金やノウハウを活用して革新的な社会課題解決型の事業を実施し、行政はその事業成果(社会的コストの効率化部分)等を原資に成果報酬を支払います。2010年に英国で世界初のSIB案件が組成されて以降、同国を中心に世界各国で活用が進んでいます。日本では、2017年に神戸市(糖尿病性腎症重症化予防事業)と八王子市(腸がん検診・精密検査受診率向上事業)で日本で初めての本格的なSIBが取り組まれました。

(資料)経済産業省HPより神戸市SIB資料添付(一般財団法人社会的投資推進財団 作成)

三井住友銀行 成長産業クラスター 
第4グループ(デジタルイノベーション)
グループ長 [2019年7月時点]
絹谷 健二(EMBA 1期生)

(資料)東洋経済オンライン 2017年4月『リーダーとして、生涯にわたるテーマを得る』

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