慶應義塾大学大学院経営管理研究科 Executive MBA (EMBA) コース同窓会のホームページです。
2024年10月6日に 第33回EMBA Caféを開催いたしました。
日吉協生館のエグゼクティブルームにて、元ラグビー日本代表キャプテンで、現在はラグビー日本代表チームディレクター補佐(リーダーシップ担当)を務めつつ、(株)HiRAKUの代表取締役でもある、廣瀬 俊朗(ひろせ としあき)様をお迎えし、第33回EMBA CAFEが開催されました。
廣瀬様は5歳のとき、大阪の吹田ラグビースクールでラグビーを始め、北野高校ラグビー部キャプテン、そして慶應義塾大学ラグビー部でもキャプテンを務めました。また社会人となり東芝ブレイブルーパスにおいても主将を務めて日本一へと導き、更には日本代表キャプテンも務め、日本国民に「強いラグビー日本代表」の印象を与えました。現役引退後にはMBAを取得し、現在も慶応義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科にてリーダーシップ論を研究中でいらっしゃいます。
ご講演の冒頭では、現在廣瀬様が行っている、ラグビーを子供たちに広める活動やファンが対戦国に敬意をはらい、相手国の国歌を歌うプロジェクト等の活動を行う様子を紹介いただきました。更に特に興味深いお話として、ラグビー日本代表時のキャプテンシーについてその具体的な手法と苦労話を語っていただきました。チームメンバーは国籍も様々で、監督も外国人であるなか、メンバーが同じ日本代表としてワンチ―ムになるために行ってこられたことは、驚くべきことに基本的な行動を徹底して続けるということでした。例えば「1日1声かける」「ニックネームで呼ぶ」「具体的に褒める」ことを徹底したそうです。また選手だけでスパイクを磨きながら試合前日にミーティングを行う「場作り」を行ったり「国歌斉唱の練習をする。そして実際に皆でさざれ石を見に行く」といったことも行い、日本代表であることを心に落とし込む行動も行われたことが印象的でした。このような行動でチームの土台をつくりつつ、ハードな練習を行ってこられ、強い日本代表へとチームを導かれたリーダーシップは、まさに成功のための道筋であったと感じました。最後の質疑応答では、参加者の中からリーダーシップに関する質問はもちろんのこと、日本ラグビーの発展を期待しつつ、ラグビーをスポーツビジネスの観点からどう捉えるべきか等、非常に活発な議論が展開されました。
また、講演後には廣瀬様にもご参加いただき懇親会が開かれ、学生同士のような気さくな雰囲気で廣瀬様と語らうこともできましたことを、心から感謝申し上げます。
今後もEMBA CAFEでは、EMBAならではのご縁を活かし普段お会いできない講演者の皆様にお越しいただき、参加者の皆様に新たな学びと交流を通じて成長していただける企画を積極的に展開していきます。ぜひ次回のEMBA CAFEにもご期待ください。新たな発見や人脈が広がる場で、あなたのご参加を心よりお待ちしております!
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